TDR予約共通情報:非公式な心得
概要
公式に謳われているものではないですが、X(Twitter)のTDR予約界隈で語られている非公式でありながら、多くの方が知っている情報をまとめます。 ここまではビギナー向け情報という側面が強いです。
心得
最も単純で効果的な予約対策
予約対策をする上で一番最初に考えるべきは可能な限り多くの人数で挑むことです。 同行者や家族や友人を巻き込んで開放タイミングや放置枠を狙うべきですし、キャンセル拾いでも常に誰かしらが見ている状態に近づけるべきです。
なお、現在では規約で特に強くアカウントの貸し借りを禁止していますので、同行者以外の友人が予約枠を掴めたからと言って認証情報を貸し出して予約を進めてもらうことは明確に規約違反となるかと思います。 よって、理屈上は予約を掴んだ状態の端末をその場で借りて、自分で認証を通して予約手続きを完了させる必要があるように思われます。
または、SNS等で協力者を募って予約を掴んでもらった場合は、タイミングを合わせて予約枠の放棄やキャンセルをしてもらって、その枠をキャンセル拾いで掴むような手順も理屈上はセーフなのかも知れません。 もちろん、この場合はキャンセルした瞬間に第三者が予約を掴んで持って行ってしまう(お譲りに失敗する)可能性はあります。
2番めの対策は日程の候補を複数持つことです。 記念日や休暇の関係でどうしてもこの日にしか行けないという事情も判りますが、それでも特定の1日に絞り込むと急激に難易度は上がります。 レア枠の予約に関する限り、『平日だから』というのは難易度が下がる理由にはならないと覚悟しておくべきです。 例えば、宿泊予約なら『閑散期の真冬』『宿泊対象が平日』『予約開放日も平日』『メンテナンス等でショーが休止中』くらいまで悪条件が重なって、やっと少し難易度が下がるかも知れない程度です。 レストラン予約の場合だと、少し事情が異なりますが新メニュー開放直後は難易度が高いですが、行きたい人の需要が一巡した後の期間終盤になると少し難易度が下がりがちです。 こういうレベルなのでやはり候補日を複数、可能な限り多く用意して争奪戦に臨む方が良いでしょう。
最後の対策、とは言えないのですが、最悪の場合は確保できた枠を楽しんでくることです。 宿泊なら特にパーク内で多くの時間を過ごすパターンにすると、部屋に滞在可能な時間を長く取れないケースもありますし、各部屋にはそれぞれの長所がある…と言えなくもないと思います。 レストランも比較的取りやすい部類の枠でも工夫された内装やディズニーらしさを感じさせるメニュー等、それぞれのカラーがあると思います。 『確保に失敗した枠は、次回の楽しみに取っておく』くらいの心持ちで臨むのが気持ち的には楽なのではないでしょうか。
キャンセル拾い
レストランも宿泊予約もレア枠を開放タイミングで確保するのはそれなりに難易度は高いかと思います。 もし開放時に確保出来なかった場合は、他者がキャンセルした枠を狙うことになります。 これを予約界隈では一般的に『キャンセル拾い』と呼称するようです。
- 基本的にはひたすら、ただひたすらに、誰かがキャンセルして空き枠が表示されるのを待つ
- 『待つ』とは言うが、具体的にはひたすら、ただひたすらに、予約サイトの対象画面で再表示を繰り返す
- 空き枠を見つけたらそのまま予約処理に入る
- ただしキャンセル拾いをしているライバルは深夜/早朝/平日昼間を問わず常に多いと覚悟すべき
- 秒で埋まって予約に失敗するくらいは普通のこと
- キャンセル枠を一般向けに公開するタイミングに関しては日程も時刻も公式からの情報公開はない
- X(Twitter)等で『この時間帯に公開されやすい』といった情報があっても、それはあくまでも記載した方の個人的な感想や結果論でしかない
- 確かに『空きがあれば、この時間帯に公開される可能性が高い』という法則性があるケースも存在はするが、公式情報ではない点に留意
- 多くのサイトでキャンセル拾いを『攻略法』『裏技』のように紹介しているが、相応の時間を費やしたり運次第である点は覚悟が必要
- ただし、現在の予約界隈の動向としては、平然と不要な枠の予約も確保しておくスタイルが主流なので、それなりにキャンセルは出ると考えて差し支えない
- GW、夏休み、クリスマス、年末年始、春休み等でも、普通にレア枠のキャンセルは発生している(視認したことがある)
- 特に宿泊のキャンセル料がかかる期間や、レストランの当日枠でもキャンセルは発生する(視認したことがある)
キャンセルの可能性
キャンセル拾いをする場合に、どうしても気になるのが『本当にレア枠がキャンセルされるのか?されるとして、どれくらいの割合(狙って取れるレベル)なのか?』という点ですよね。 これは経験上、明確に『充分に狙う価値はあるレベルで落ちてくる、ただしかなり長い時間を費やす必要がある』と断言出来ます。
ということで、実際に行ける確率とレア枠の確保に関してX(Twitter)アカウントで実施したアンケートの結果と考察を参考までに再掲しておきます。
- アンケート設問: どうしても行きたいと思っているハバグラやハバテラ宿泊予約、レストランならハイピやドリマの空き枠を見つけた際、その空き枠の日程で『どの程度行けそう』なら確保しますか?
- 回答結果(全115票)
- 23.5% : ほぼ行ける時だけ確保(確率90%↑)
- 36.5% : 多分行けるから確保(確率50%↑)
- 15.7% : 多分ムリだけど確保(確率10%↑)
- 24.3% : 確実にムリでも確保(確率無関係)
結果を見ると確実な時のみ確保という方は4人に1人弱ですか。 逆に空きさえあれば自分が行けなくても確保する方も4人に1人弱ですね。 これも含めて行ける確率が半分未満でも全体の4割の方は確保するという回答ですね。
視点を変えてみますと、仮に狙った日時のレア枠(特に宿泊)を開幕で確保し損ねた場合、23%は『確実に行く人』なのでキャンセル待ちは絶望的ですね。 残りの37%が半分未満の確率でキャンセル、40%が半分以上の確率でキャンセルとなるくらいですか。
色々と前提条件に無理はありそうですが、単純計算で40~50%くらいはキャンセルされる感じですかね。 争奪戦しても40%はキャンセルされてしまうと見るか、取り損ねても40%は取り返すチャンスがあると見るか。枠を確保しても『本当に行く人』は60%弱とも言えますね。
40%がキャンセルされると仮定すると、例えば毎日1枠のハバグラなら単純計算で 1ヶ月に12日くらいキャンセルされそうです。 毎日2~3枠が開放されるハバテラなら24~36日分くらい出る計算なので、キャンセル待ちで頑張ったり、確保しても行かない人を探して交渉する手も現実的な感じですね。
またハバグラでも候補日を3日以上決めておけば、かなりの確率でキャンセルが出るとも言えそうですね。 ハバグラのキャンセルなんてあり得ないと思う人も多いかも知れませんが、私の観測範囲でもポロポロ落ちていましたし、お譲り(計算上はキャンセルに含む)とやらもそれなりに見かけますよね。
レストラン枠だとそもそも1日に時間帯が複数あるので、時間帯を指定しなければ狙った日のキャンセルはそれなりに出ると考えて良さそうですね。 レストラン系は宿泊枠やまとめて追加公開もあるようなので、その辺の知見と併せてキャンセル拾いに時間をかければ期待値はかなり高いのかも知れませんね。
ただし、ほぼ同じ割合となった『確実に行ける日しか確保しない人』より、『確実にダメでも確保する人』の方が1人あたりで多くの枠を確保しているはずですよね、行けない枠も確保するので。 つまり現実的には40%どころか、軽く過半数はキャンセルされると考える方が妥当であろうとは思いますね。
以上、投票結果から見た単純計算による雑な妄想分析でした。 もちろんキャンセルが出てもタイミング良く出会えるか、取れるかは別の問題ですね。 また実測ではないので、日常的にキャンセル拾いしている方の体感的に40%~過半数がキャンセルされるという数字をどう見るか、興味のあるところですね。
なお、上記アンケート実施時点ではハバグラはほぼ1日1枠でしたが、最近はほぼ1日2枠が開放されています。 そういう意味では、40%キャンセルされるなら1ヶ月分で20~24枠ほどキャンセルされる計算になりますし、実際はそれより多いという可能性もある、ということになりますね。
お譲り/交換
不要な枠でも問答無用で確保する人や、予定が変わって予約した枠に行くことが出来なくなった人はそれなりの規模と頻度で発生します。 特にX(Twitter)の予約界隈では、こういった人々が不要な枠の『お譲り』や、自分が欲しい別の枠との『交換』を呼びかけるケースがあります。
どちらも多くの場合は提供側が保有している予約枠を時間指定でキャンセルして、そのタイミングで受け取り側が拾うことで受け渡すようです。 つまり、キャンセル拾いを意図的に実行するようなイメージとなります。 場合によっては、アカウント自体の譲渡や、ディズニーリゾートアプリのグループ化機能で利用可能な状態とするケースもあるのかも知れませんが、アカウント情報の一部が共有されますのでリアル友人に近いレベルでの知人同士に限られるかも知れません。
以下、基本的にはキャンセル拾いによるお渡しを前提としたお譲り/交換に関する情報です。
- あくまでもキャンセル拾いの一形態に過ぎないので、失敗する可能性は回避できない
- 基本的に普通にキャンセル拾いをしている人は常に存在するので、キャンセルしたタイミングと運次第では簡単に第三者が持って行ってしまう
- またキャンセルしてもすぐに予約可能な空き枠として公開されないケースもある
- 予約界隈では『吸収』と呼称するケースが多い模様、公式側のシステムがキャンセルした枠を吸収してしまった、というイメージらしい
- 公開されないケースの条件は現時点で不明、当然ながら公式からも特に情報は公開されていないし、そもそもキャンセルしたらすぐに空き枠となることも保証されていない
- このため特に交換の際において、相手が『本当はキャンセルしていない』状態を証明することが極めて困難
- 『キャンセルしましたが吸収されたか、別の人が取っていったしまったようですね』と言われても、それを否定してキャンセルしなかったと相手の悪意を証明することは出来ない
- 逆に自分が正直にキャンセルしていても、公開されなかったり、他の人に取られたことを証明することは出来ないので、相手の『本当はキャンセルしていないのでは?』という疑念を払拭することも極めて困難
- 特に交換に関してはある程度の覚悟と、相互の信頼が必要であろうと考えられる
- お譲りも交換も結果的に自分が行きもしない枠を保持していたことに変わりはないので、その日程で行きたかった人から見ればただの妨害行為とも言える
- もちろん譲ってもらったり、交換してもらった人には感謝される
- 同様に、今後譲ってもらったり、交換してもらいたいと考えているフォロワーも褒め称えてくれる
- 頑張って確保した枠なのだから、規約の範囲内でどのように扱おうと文句を言われる筋合いはない、というのもある意味で正しいと言えるのかも知れない
- ただし、毎日レア枠を大量に確保出来るような人々が頑張って大量に確保して規約の範囲内でキャンセルしまくる(そして偶然フォロワーさんがそれを拾いまくる)という状況になった際、それまでお譲りや交換に関わった人々は逆の立場でも『文句を言うつもりはない』と断言出来るのだろうか、という疑問は残る
- この辺はルールではなくマナーの範囲内につき、荒れがちな話題ではあるので、これ以上は追求しないこととする
練習
レストランでも宿泊でもレア枠の確保の難易度はそれなりに高いので、狙っている日程があるならピンポイントにぶっつけ本番で挑むより、予め手順の確認や大まかな手応えを見ておくべきでしょう。 その過程で、どうしても練習的に不必要な枠を掴むケースもあると思いますが、この『行きもしないのに練習と称して掴むのも迷惑』という声もあるのは事実なので、その点には留意して臨みましょう。
ひとまず、練習で確認すべき点、確認してもあまり意味がない点を以下に記載しておきます。
- 使用するURL
- 確かに意図した枠が表示されるか、どんな画面か、どの辺りにボタンが来るかという辺りは、予め見ておく価値がある
- 練習時は敢えて開放時を外して開放済みの日を設定して表示してみたり、レアリティの低い別の枠にしたり、実際に空き枠があるとどんな見栄えになるかも見ておくべき
- URLにさらなる工夫の余地がないか、という観点での調整をしても良い
- 練習で頑張りすぎて、本番で日付や対象枠を変え忘れるという古典的ミスには注意
- 更新や再表示の操作タイミング
- 厳密に言うと毎日同じタイミングで操作しても、結果は毎回変わるのであまり高精度な練習をする価値はない
- ただし、大まかに開放タイミングの何秒前くらいに叩くと開放前エラーになるか、解放後になるか、という程度の精度では見ておく価値がある
- 実際の予約操作
- ボタンを押した後の流れ、予約を掴むまでの操作手順は見ておく価値がある
- 本命のレア枠で練習しようとすると空き枠を見るだけでも大変なので、比較的取りやすい枠で練習しておくと良い
- ただし、レストラン予約はチェックボックスを入れてからボタンを押すパターンと、そのまま移動してくれるパターンがあるので要注意
- なお、練習で掴んだ枠はそのまま放置すれば放置枠として30分過ぎに、検索結果の画面まで戻る操作をすると放棄枠としてその時点で公開状態に戻る
- 掴んだ後の流れ
- 基本的には掴むことさえ出来れば、あとは急ぐ必要はないので練習する価値はあまりない
- なお、本番でエラーになるとかなり慌てるが、こればかりは事前に意図的にエラーを起こさせることは困難なので、練習しようがないとも言える