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TDR予約以外:動画を撮りたい

概要

ある日のこと、三脚まで設置して2台のiPhoneを駆使してハバグラから撮影したビリーヴを見返しながら、中の人は思ってしまいました。 『何かノイズ酷くて見ててツライ気が…』と、そう思ったときには生成AIさんとGoogle先生をフル活用して動画撮影に関する調査と研究が始まっていました。 ところが、ディズニーリゾートで巨大なレンズのカメラを振り回してアップのキャラ写真を撮っている人の解説ページはWeb上にそれなりにあるのですが、そこを動画に残したいだけとすると意外と情報が少なくて困ったので、機材選定から調査して少しずつ進めていく過程を自分用にメモしておきます。

ということで予約とは全く関係ないですが、2024年2~3月辺りに調査した内容で、あくまでも中の人の買い物の選定に関してメモ程度に記録しておくことがこの欄の主要目的です。

アドバイスやツッコミや実際の利用者による感想等は中の人にマシュマロで送っておいて頂ければ拝見いたします。

中の人の立ち位置

機材候補(調査初期)

費用感はハバグラ最高値換算で雑に見積もります。

センサーサイズとかレンズとか

Webで調べると個々の説明はそれなりに正しいことが書いてあると思うのですが、全体をまとめて通してみると条件設定が曖昧で腑に落ちないケースが多かったので、自分の理解をまとめておきます。 繰り返しますが、中の人はカメラ素人で初心者で無知で物理にも明るくないので、あくまでも自分の理解を自分用に納得出来るようにまとめてあるだけです。

フルサイズセンサーは明るい(センサーサイズが大きい方が明るい)

これは同じ画素数、同じ画角、同じF値、同じシャッタースピード、同じISOの場合という前提ではセンサーサイズが大きい方が取り込める光の量が増えるので、明るく写るということですよね。

言い換えると…

結局、どういう設定、どういうハードウェア設計思想かにもよるので、フルサイズセンサーにすれば全て解決というものでもなさそうなのは何となく理解しました。 センサーサイズが大きい方がボケを作りやすいという一般論に関しては、次項の焦点距離で言及してみます。

レンズの焦点距離(換算)はAPS-Cなら1.5倍、MFTなら2倍

これは同じ画角を得る必要がある場合という前提ですね。 画素サイズが一緒であるなら、フルサイズセンサー中央のAPS-CやMFTと同じサイズ分だけを抜き出しているものとイメージすれば何となく理解出来ました。 つまり、フルサイズセンサー全体で受け取っている情報を、センサー中央のAPS-CやMFTと同じサイズ部分だけで受け取れるように広角側に焦点距離を変える(焦点距離を短くする)イメージで、逆に言うと焦点距離が1.5倍とか2倍になる、という感じでしょう。

言い換えると…

また、これらの傾向はフルサイズのAPS-Cモードや手ブレ補正で画角をクロップ(センサー全体から一部だけを切り出す)するケースでも同様に機能するので、クロップするとセンサーサイズが小さくなるのと類似する副作用があるというと理解しました。

各機種向けレンズの傾向

フルサイズは高価で重い、MFTは安価で軽い、APS-Cは中間と一般的には言われているようですが、調査した感じだと、同じメーカー、同じ換算焦点距離、同じF値、同じグレードであればそこまで極端な価格差はない気がしました。 もちろん、ほぼ同スペックで価格差2倍くらいというケースもあるので一概には言えませんが、それでも全体的な傾向としてはやや高価程度という印象です。

ただしフルサイズのレンズの方が(焦点距離やF値ではなく)高価なグレードのレンズが多い気がするので、単に焦点距離とF値だけで選定しようとすると安価なシリーズのレンズが売っていないというケースはあるようです。 そういう意味ではフルサイズはレンズが高いというより、フルサイズは安物レンズが少ないという感じでしょうか。 とは言え、サードパーティのレンズなら比較的安価に揃えられそうなので、選択肢は多い方が安心感はありますね。

選択肢という意味では各マウントの今後も気になるところです。 SONYのEマウント自体はサードパーティも含めてそれなりに新しい製品も出てきているようですが、過去5年に絞ってみると大半はフルサイズのEマウントレンズで、APS-Cのレンズはかなり少ないようです。 もちろん、フルサイズのレンズをAPS-Cカメラにつけても良いとは思いますが、重量や価格的に不利ですし、フルサイズへのアップグレードを目指した先行投資でないならメリットは少ない気もします。 MFTもそれなりに新製品は出ているようですが、販売しているのはカメラ本体を供給しているPanasonicとOMのみのようです。 サードパーティの価格メリットだけでなく、将来性という意味でも若干の不安が残るところです。

重量に関しては素直にセンサーサイズが小さい方のレンズが軽量なのは間違いなさそうです。 よって、本体の重量差が多少あってもレンズの重量差の方が大きいようなので、トータルではセンサーサイズが小さい方が軽くなりそうですね。 この点、単純な持ち運びだけでなく三脚が使えないディズニーリゾートの特性も考慮すると、特に動画の撮影時にはかなり見逃せない差になりそうです。

やりたいのは動画撮影

やはりミラーレス一眼カメラは静止画の写真ユーザーが圧倒的に多いようなので、何を調べても静止画の写真が前提で何かにつけてボケボケ言われます。 しかし、中の人がやりたいのはあくまでも動画撮影です。 何となく見かけた動画と静止画で大きく異なりそうな点が以下ですね。

つまり、手ブレ補正を搭載、画素数が少なくて、ベースISOが高い機材がベター、ということで冒頭の機種候補に辿り着いてしまった、という顛末です。

候補機種から絞り込み

センサーサイズと画素数

今回候補に挙げた機種だけで見ると、面白いくらいセンサーサイズが小さいカメラの方が画素数が増えていますね。 つまり、センサーの純粋な性能は無視して単純に画素サイズだけを考慮すると、フルサイズで画素数が少ないZV-E1が良さそうに思えます。

デュアルベースISO

昼間はNDフィルターで暗くする前提で考えたらZV-E1がここも有利でしょうか。

レンズ

一般論で『レンズの価格はフルサイズ>APS-C>MFT』という話を見かけますが、言うほどの差はないような気もします。 確かに望遠域になってくると大きいセンサーサイズに対応したレンズの方が高価になる、という傾向は見えなくもないですが、結局はレンズのスペックとメーカー次第(サードパーティは安価)という気はします。 とは言え重量差は確実に大きいようなので、望遠域をメインに考えると軽量でやや安価なMFTが優位、APS-Cはバランス良く安価なサードパーティ製も選択肢が潤沢という気はしますね。

重量で見たらMFTが優位、コストで見たらサードパーティの選択肢も豊富なAPS-Cが優位でしょうかね。 とは言え、マウントの将来性を考慮すると、ほぼメーカー純正しかないMFTはリスク高め、EマウントもAPS-Cは本体のバリエーションが少ない気もしてくるのでやや不安もありますか。

その他の機能

細かく見ていけば手ブレ補正とか、AF性能は違いがあるのだとは思いますが、結局ここは使ってみないと判らないという側面が大きいという判断です。 Web上での評判は色々ありますが、明確に計測する指標がはっきりしないのであくまでも参考情報ですよね。

価格

まず、本体がZV-E1は高くてレンズももちろん高価ですね。 APS-Cだとかなり安価に構成できそうですが、いまひとつ特徴に欠ける気はします。 MFTは本体もそこそこ高価で、サードパーティから選べないレンズ価格もしっかりとAPS-Cを超えてきますね。

ハバグラ写真から必要な焦点距離を推定

センサーサイズの説明とかでよく見かける写真に枠を付けて画角を説明する画像を生成してみました。 手元にカメラもレンズも写真もないので、以前ハバグラからiPhone12Proで撮影したハーバー写真をベースに考察してみます。

またそれぞれの画像を切り出して同じサイズに拡大縮小した画像も作成してみました。

52mm相当

78mm相当

104mm相当

156mm相当

208mm相当

312mm相当

撮影する際にズームしながら動画を撮影する

港内に入ってくる辺りで200mm~300mmくらいのレンズがあれば、概ね船全体を収めるくらいの画角になりそうでしょうか。 200mmだとやや余白がありそうですが、300mmだと船の動きをかなり正確に追いかけないとフレームアウトしてしまいそうな気もしますね。

ただし、そのまま200mmとか300mmで撮影していると船が手前側に来た際にはかなりアップになってしまうので、船全体というよりは船上のキャラクターをアップで撮るような距離感かも知れません。 また特にリド側を通る際はほぼ真後ろ(時計回り時)から撮ることになるので、横画面だと縦の長さが足りなくなる可能性もありそうですね。

とすると、やはり手前に来たら画角を変えて、70~100mmくらいまで引けば割と船全体を収めるくらいの感覚で撮影出来そうな気はします。

撮影する際にズーム操作なしで動画を撮影する

ズームしない場合は、あまり望遠側にしてしまうと、手前に来た際の撮影がかなり苦しくなりそうなので、遠くはそれなりに遠く、近くはそれなりに近く見えるくらいの画角がベターでしょうか? iPhoneの26mmだと全景過ぎますし、50mm辺りでもまだ広角すぎる感じがしますか。 とすると、70~100mm辺りが何となく無難な気がしてきます。 手前に来たら少しキャラクターに寄る前提なら150mmとかでも良いのかも知れませんが。

その他の留意事項

何となく不安な点です。 動画撮影が前提なので、静止画とは異なる留意事項もありそうな気はします。

調査中に候補に挙がった機種へのアフィリエイトリンク

中の人が調査中に購入候補としていた機種群です。 いくつかは店頭で触ってみたりもしましたが、中の人はあくまでもカメラ素人なので過度な期待は禁物です。

なお、楽天の価格比較ページへのアフィリエイトリンクなので、その手の話が嫌いな方は踏まないようにご注意ください。

最終候補:本体

その他の候補機種:本体

最終候補:レンズ

その他の候補機種:レンズ